ふだん口にするもので、健康と美しさを育めないかな?
そう思うようになって知った言葉は「インナービューティー」でした。
高級な化粧品や美容医療など外からの美しさも、食や生活習慣などの自分の体の内側からの美しさにはかなわない。
そう思った私は、食べるものや飲むもので美しくなる方法にたくさん出会いました。
その中でも、お茶はとても手軽に試せて、継続もしやすいです。
そこでこの記事では私が内側からのキレイのために飲んでいる愛用茶をご紹介します。
ちょうど薬膳の資格を取るために勉強中でもあるので、薬膳の観点からも私の愛用茶についてご紹介しますね。
美容・健康によい4種の愛用茶
私がふだんから愛用しているのは、
- よもぎ茶
- はとむぎ茶
- あずき茶
- チャイ
の種類です。
それぞれ1つずつご紹介しますね!
よもぎ茶
体の中から美しく若々しく保ちたいと思った私が真っ先に試してみたのは、よもぎ茶でした。
というのも、私は「最近顔の肌が黄色っぽいなぁ」と悩んで調べたところ、糖化による肌の黄ぐすみであることが分かり、効果的なのがよもぎ茶であると知ったからです。
糖化とは、食事で摂った余分な糖質が体の中のたんぱく質と結びついて細胞を劣化させること。
糖化が原因で肌が黄色くくすんだり、シミやシワ、たるみができます。
糖化は老化物質をつくり、しかもその老化物質は分解されにくく蓄積されやすいという特徴があり、全身の老化を促進してしまいます。
「とはいえ体に溜まった老化物質を排出させる方法はあるのではないか」
そう思って調べたら、よもぎ茶に出会ったのです。
なんとよもぎは既に体の中に蓄積された老化物質を分解してくれる働きがあるということが研究で分かってきているのです。(国際化粧品技術者連盟世界大会(IFSCC)でポーラ研究所の発表)
さらにノンカフェインなので、寝る前にも飲めます。
私は粉末のよもぎ茶を飲み始めてちょうど1年ほどですが、肌の黄ぐすみは全く気にならなくなりました。
肌の診断アプリで肌の透明度を診断したら、一年前よりも良好な状態になりました。
すぐに効果が出るわけではないですが、時間をかけて肌の基盤から若さと美しさを育てるにはよもぎ茶はおすすめです。
はとむぎ茶
前述のよもぎ茶の効果を実感した私には次なる欲がありました。
「お肌をきめ細かく、自然な白さにしたいな」
調べてみると、はとむぎ茶が効果的なことを知りました。
はとむぎには脂肪代謝を高めて毒素を排出する力があり、肌を白くきめ細かく、むくみを解消してくれるのだそうです。
利尿作用・便秘改善の作用があるため、体の中の老廃物を排出してくれます。
中国では薬膳として、シミやイボを取り除くためにはとむぎを煎じて汁を飲みます。
はとむぎは良質のアミノ酸で形成されたたんぱく質を含んでいるため、新陳代謝も促進してくれます。
はとむぎ茶も色んな商品がありますが、私は近所のスーパーでこちらを購入しました。
はとむぎ茶もノンカフェインで、香ばしく優しい味わい。
私はよく水筒にはとむぎ茶を入れて持ち歩いています。
はとむぎ茶を続けて半年ほどですが、透明感と自然な白さが増したと実感しています。
注意点ですが、はとむぎ茶は体内のものを外に排出する作用が強いので、妊婦さんは医師に飲んで良いか相談した方が良いようです。
あずき茶
中医学・薬膳を勉強し始めてから、「薬膳の観点でたるみ予防・改善に期待できる食べ物はあるだろうか?」という興味が湧きました。
調べてみたら、ちゃんと見つかりました。
中医学ではたるみは余分な水分が皮膚の下に溜まり、それが垂れてたるみができる、という説明の仕方がされます。
つまりたるみを解消したいのなら、余分な水分を体外に出す必要があります。
そこで頼れるのが小豆です。
小豆にはむくみ解消効果、利尿作用、便秘解消効果があります。
自分で小豆を煮て、煮出すことで手作りのあずき茶を作れます。
ただ小豆を煮るには時間がかかるので私は「あずき美人茶」をAmazon で定期的に購入しています。
あずき美人茶は500mlなので、お仕事やお出かけの時にも持ち歩きやすくて便利です。
ちなみにですが自分であずき茶を作る場合、煮汁とは別に小豆(豆のほう)が残りますよね。
煮汁のあずき茶と一緒に豆も食べてしまうと、効果が薄くなってしまうので注意しましょう。
「むくみは気にならないけれど、血行促進したい」という方は、豆も食べて問題ないようです。
また毎日あずき茶を飲んでしまうと頻尿になったり、胃腸の弱い方には負担になります。
そのため2週間に1回、1か月に1回でも十分です。
チャイ
「スパイスを生活に取り入れたい」と思ったのは、体の酸化を防いで血行を促進したかったから。
気軽にスパイスを取り入れる方法が無いか探したところ、チャイを飲むようになりました。
チャイに必要なのは、
- スパイス
- 茶葉
- 牛乳
の3つ。
甘くしたい場合に追加で砂糖やハチミツ、シロップなども必要です。
スパイスについて私は、
- シナモンスティック
- カルダモン(ホール)
- クローブ(ホール)
の3種類を最低限使い、スパイスを効かせたい時には、生姜のスライスやシナモンパウダー、オールスパイスのパウダーなども好みで追加しています。
スパイスによって効能は異なりますが、
カルダモン:
疲労回復、精神安定、整腸作用、体の中の脂肪を取りのぞく
シナモン:
中性脂肪改善、抗酸化作用、肌代謝UP、殺菌効果
クローブ:
アンチエイジング、胃腸の働きを向上させる
といった美容・健康に嬉しい効果がたくさんあります。
そして茶葉は私の場合はミルクとの相性抜群なアッサムを使っています。
アッサムはミルクティーを作るのに適した茶葉なので、チャイにもぴったりです。
私は成城石井でこちらのアッサム茶葉を購入しています。
できあがったチャイを飲んでいると、チャイは「飲むお風呂」だなと感じます。
スパイスの効能で体の芯からポカポカしてきて、じんわりと汗が出るから。
チャイを飲んだ後は、血行が良くなって顔色も良くなります。
ちなみに私はふだん、チャイに甘味を入れずに飲んでいますが、甘さが欲しい時は低GIで血糖値がゆるやかに上がる「アガベシロップ」を使っています。
アガベシロップが無い時には、同じく血糖値が上がりにくい「てんさい糖」を入れて甘さを足しています。
チャイはお菓子の間食を減らしたい時にも、お菓子がわりに飲むと満足できます。
まとめ
今回は
- よもぎ茶
- はとむぎ茶
- あずき茶
- チャイ
の4つのお茶について美容・健康の観点からご紹介しました。
今の自分に必要なお茶は何か考えながら、それぞれのお茶を使い分けて飲んでみてくださいね。
ちなみに同じお茶ばかりを毎日飲んでいると体質が偏るそうです。
適度に、色んなお茶を楽しみながら続けてみましょう。