・キャンドルは飾っているだけなので、実際に使うきっかけが欲しい
・キャンドルを買ってみた/プレゼントしてもらったけれど、いまいち使い道が分からない
・家でリラックスする簡単な手段・方法を知りたい
・キャンドルにどんな効果があるのか知りたい
・もっとキャンドルを楽しみたい
キャンドルって、どんな時につけたくなりますか?
「かわいいキャンドルを部屋に飾っているけれど、どんな時に使えばいいのか分からない」という方もいるのではないでしょうか?
私もキャンドルを買っても飾ったままにしていたり、しまったままにしたりして、使わないことが多かったです。
でも時々キャンドルに火を灯してみると、心が無になって、あらゆることから解放され、頭を空っぽにしてリラックスできるひとときを過ごせました。
そんな経験から「キャンドルを見ているとどうして気持ちが安らぐのだろう?」とキャンドルの効果について興味を持ち、調べるようになりました。
この記事を読んでいる方の中には、
- ON・OFFのスイッチの切り替えが苦手
- 休んだつもりでも何かしなければならない気になってしまって気が休まらない
などの悩みを持っている方もいると思います。
もちろんリラックスできるかどうかは人によりますが、キャンドルはしっかりとリラックスモードにしてくれるアイテムとして頼れるので、試してみる価値はあると思います。
そこでこの記事では
- キャンドルの持つ具体的な効果
- 実際に私が使ってみて体感したこと
- 北欧(デンマーク)の暮らしに溶け込むキャンドルのこと
- どんな時にキャンドルを使うといいか
- キャンドルのより効果的な使い方
をまんべんなくご紹介します。
この記事を読んでキャンドルを有効に使えば、部屋にあるキャンドルが自分の暮らしの一部になり、心身のバランスも整って、生活に精神的な豊かさを感じられるはずです。
私もキャンドルは自分の日常で手放せないものとなりました!
まずは具体的な効果をご紹介します。
キャンドルの具体的な効果は?
キャンドルの炎を見て、癒されたことはありませんか。
私は「キャンドルを見ているとどうしてリラックスできるんだろう」と不思議に思っていました。
そこでなぜキャンドルを見ていると頭の中を空にしてゆったりできるのか調べてみたところ、実際にキャンドルにはいくつかの効果があることが分かりました。
科学的・心理的な効果、風水上の効果などあらゆる面での効果をここではご紹介します。
ここでご紹介する効果は次の6つです♪
①f分の1ゆらぎ
②自律神経を整える
③集中力アップ
④風水の浄化効果
⑤料理がおいしく見える
⑥肌質がよく見える
1つずつ、詳しく見ていきましょう!
f分の1ゆらぎ
キャンドルの炎をずっと見つめていると落ち着くのは、ゆらゆらとした炎の揺らぎに癒されるから。
この揺らぎはf分の1と呼ばれる、規則性と不規則性が調和したゆらめきのリズムです。
f分の1のリズムは自然界のものにあり、
- 小川のせせらぎ
- 木漏れ日
- 風の音
- 星の瞬き
- 海の波
- しとしとと降る雨の音
- 木の年輪
- 電車の揺れ
- 心臓の鼓動
- クラシックの名曲
- 日本の民謡
などに含まれています。
また子供の頃にやったキャンプファイヤーや、キャンプやBBQでの焚火などで、燃える火にじっと見入ってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?
燃える炎につい惹きこまれてしまうのは、f分の1という揺らぎの効果があるからなのです。
f分の1は生体が本来持っているリズムであるため、キャンドルの炎を眺めていると本能的な快感・安らぎを感じられます。
自然界にあるf分の1のリズムを部屋の中に取り入れるのは難しいですが、キャンドルに火を灯せば気軽に自然のリズムを取り入れられます。
自律神経を整える
キャンドルの炎のオレンジ色は
- やさしさ
- 思いやり
- 明るさ
- 解放感を与える
- 緊張を和らげる
- 気持ちを落ち着かせる
といった効果を持つ色です。
そのためキャンドルには、副交感神経を優位にする作用もあります。
副交感神経とは自律神経を構成する神経の1つで、人間が意識して動かすことができない臓器や、呼吸、ホルモン分泌などの機能をコントロールしています。
また副交感神経は身体の活動性を下げて、リラックス・回復モードにさせる働きをつかさどっています。
自律神経にはもう1つ、交感神経と呼ばれる神経があり、体の各部の活動性を上げる働きをします。
分かりやすく言えば交感神経と副交感神経は、アクセルとブレーキのような関係性にあります。
疲れを感じやすかったり、いくら休んでも休んだ気にならないのは、活動性を上げる交感神経が優位になりっぱなしだから。
そんな時にはキャンドルに火を灯すことで、副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを調整しやすくなります。
集中力アップ
余計な考えが頭をよぎって、なかなか集中できないという時ってありませんか?私は日常茶飯事です!
そんな時にもキャンドルが頭と心を整理して、気持ちを静めてくれるので、結果的に集中しやすくなります。
最近はマインドフルネスや瞑想の習慣が日本でも身近なものになってきましたが、ヨガの伝統的な瞑想法の1つにキャンドルの火を見つめる「トラタック(トラタカ)瞑想」という瞑想があります。
トラタック(トラタカ)はサンスクリット語で「凝視する」という意味。
その言葉のとおり、仏像やキャンドルの炎を用いて一点を凝視し続けるだけのシンプルな瞑想法です。
一点を見つめ続けて目の動きを止めることで、視界から入る情報を遮断し、思考の動きをストップさせます。
思考の行き場を無くすことで、頭と心を無にする、という仕組みの瞑想法なのです。
トラタック(トラタカ)瞑想のやり方は、
- キャンドルを目の高さになるように置く
- 背筋を伸ばして座る
- キャンドルの炎をじっと見続ける
です。
とても簡単なので、試しやすいです。
トラタック(トラタカ)瞑想を知る前から、「キャンドルを見ていると集中して火に見入ってしまうなぁ」と不思議に思っていました!
実際にキャンドルを使って、心を無にする方法があるんですね~
ちなみに密教でもロウソク視集中法と呼ばれる集中法があるそうです。
勉強や仕事・作業の途中で集中力が切れた時には、休みがてらキャンドルに火を灯し、じっと炎を見つめてみると良いかもしれません。
風水の浄化効果
身の回りの環境を整えて、ベストな方向へ人生の舵を切って行きたい時にも、キャンドルは役立つアイテムです。
衣食住・行動をはじめとした自分の環境すべてを使って運を切り開く、つまり「環境が運を決める」という考えに基づいた風水において、キャンドルは「火」の気を表すもの。
風水ではキャンドルは悪い気や悪縁を断ち切ってくれるアイテムです。
部屋にたまっている悪い気をぬぐい去り、忙しい毎日のストレスやネガティブな感情を和らげてくれる浄化効果があると言われています。
さらにキャンドルのオレンジ色の炎は人間関係を良くしたり、良縁を引き寄せる働きをしたりします。
ちなみに風水的に考えるとキャンドルを置く場所も重要。
キャンドルを置く場所と風水的な効果は次のとおりです。
- 玄関:住まいに悪い気が侵入するのを防ぐ
- 寝室:恋愛運をアップさせる
- 南西の方角:家族の絆が強まる
風水なので科学的な根拠があるわけではありませんが、部屋の環境を整え、心を入れ替えたい時にキャンドルを使ってみるのもひとつの方法ですね。
料理がおいしく見える
雰囲気のいいレストランや特別感のあるカフェなどに行くと、テーブルの上にキャンドルがセッティングされていることが多いですよね。
レストランやカフェなどでキャンドルを置くのにはちゃんと理由があるんです!
キャンドルのオレンジ色の光は、
- 立体感を演出できる
- 艶を出せる
- 料理を温かく見せられる
- 赤色を協調できる
といった効果があるため、テーブルの上の料理がおいしく見えて食欲が湧きます。
特に夕食時は日が暮れた後の暗い雰囲気にオレンジ色の光がマッチして、ゆったりと気持ちも落ち着くため、キャンドルの光がテーブルの上で活躍します。
テーブルにセッティングする時には、テーブルから22~23㎝の高さに炎が来るようにすると◎。
この高さなら料理と人の顔をちょうどよく照らしてくれます。
キャンドルのオレンジ色の光があると緊張感が和らぎリラックスできるので、食卓を囲む雰囲気も良くなります。
親しい人たちを呼ぶホームパーティーなどはもちろん、家族やパートナーとの食事にも時にはキャンドルの灯りを灯してみては?
肌質がよく見える
キャンドルは赤やオレンジ色を強調してくれるため、顔色もよく見えます。
肌がきめ細かく、きれいに見える効果もあります。
特に女性にとってはうれしい効果ですね♪
デートの時に店内の照明が暗めでキャンドルのあるレストランやカフェに行ったり、お家デートでもキャンドルに火を灯したりするのも◎。
大切な人との大事な場面できれいに見せたい時、おしゃれをしたい時にキャンドルは十分に活用できるアイテムです。
実際に実感した効果(個人的に感じたこと)
キャンドルを使ってみて実際に感じた変化はいくつかあります。
ここでは私が実際の日常生活でキャンドルを使う中で感じた効果や変化について、ご紹介しますね!
私が実感した効果は次の3つ。
- 自分の内側に耳を傾けられた
- 何も考えない時間をつくれた
- その場の雰囲気が良くなった
ひとつずつ、チェックしてみましょう。
自分の内側に耳を傾けられた
キャンドルを眺めていると余計な思考が取り除かれます。
いったん頭の中に何もない状態になるので、本来の自分に戻った感覚がします。
自分の外側ではなく、自分の内側へと注意が向いていくような気がしたし、心が静まりました!
キャンドルを灯してゆっくりと火を見ていると、本当に自分が求めているライフスタイル、自分にとって大切なもの、自分の人生に必要なものが何なのかが浮き彫りにできるひとときを過ごせます。
せわしない日常を過ごしていると目の前のことで一杯になって、つい自分の本当の気持ちや本心が求めていることを見失ってしまいがち。
でも休憩時のひとときや、1日の終わりに、自分の心を無にして自分の内側に注意を向ける機会をつくると、自分の人生を自分の思い描く方向へと進めやすくなります。
「自分の生活を見直したいな」
「目の前のことで忙しすぎて本当は何をしたいのか分からなくなってしまった」
という時に、キャンドルをお供に自分のための時間を取ってみると良いかもしれません。
何も考えない時間をつくれた
私は休憩をしていても何も考えない時間は少なく、何か考えていることが多いです。そのため、何もしていないのに疲れてしまうことがしょっちゅう。
休憩中についスマホをいじって、ネットサーフィンしたり、SNSを見たりして、たくさんの情報に触れるので、それらの情報が思考のトリガーとなります。
ずっと情報に触れて、その情報をきっかけに何かを考え続けて疲れてしまう私が、簡単に心を無にすることができたのがキャンドルでした♪
キャンドルの火を眺めていると、視界から入ってくる情報が火だけなので思考がストップし、気持ちが落ち着きます。
そのうえキャンドルの火のゆらめきは普段あまり見ることがないので、ついじっと見入って引き込まれます。
ボーっとしようとしてもできない人、心を無にする方法をいくつか試してみたけれど難しかった人に、キャンドルはとてもおすすめです。
その場の雰囲気が良くなった
「最近家族や大切な人とうまく行っていないな」
「身近な人にやさしくできていないな」
「もっと大切な人と距離を縮めたいな」
と感じるのなら、キャンドルを灯す時間をつくってみるのも良いですよ。
キャンドルは身近な人との関係も良くしてくれるなぁと私は実感しています。
私はパートナーと2人暮らしをしていますが、夕食後に部屋の照明を消し、キャンドルを灯して過ごすことがあります!
同じ空間で一緒にぼうっとキャンドルを眺めているだけですが、ゆっくりとした時間の流れに癒されて、お互いやさしい気持ちになれる気がします。
お互い最近感じたことや、今の気持ち、感謝の言葉などを自然に伝えやすくなります。
実際に火のある暮らしがもたらすコミュニケーション効果について、大阪ガス株式会社と日本大学の研究者が論文も発表しており、火が人間関係を円滑にする力を持っていることが分かっています。
実験は面識のない女子大生1人と主婦1人が1組になって、合計30人に暖炉のある部屋と無い部屋で50分間会話をするというもの。
結果は、暖炉のある部屋のほうが
・雰囲気が良くなった
・リラックスした
・癒された
・親しくなれた
・会話が途切れる時間が少ない
・相手の話に頷く回数が増えた
・2人の距離が縮まった
ということが起こりました。
※参考文献:松波晴人・羽生和紀「火のある暮らしの効用研究 : 暖炉によるコミュニケーション増進効果」,人間・環境学会,2007年,人間・環境学会誌 10(1), 1-10
この実験では暖炉を使っていますが、キャンドルも同じく火を使うアイテムなので、私も同じようにリラックスできたり、一緒に過ごしたパートナーとの雰囲気が良くなったりしたのだと思います。
キャンドルと北欧のヒュッゲとは?
ふだん日常でキャンドル使うことはあるでしょうか?
日本でキャンドルというとあくまでも雑貨の一部でしかなく、日常的に使うことは少ないですよね。
私もキャンドルを使うのは誕生日かクリスマスの時くらいでした!
でも世界にはキャンドルが生活必需品である地域があるんです。
その地域とは北欧(特にデンマーク)。
この地域では日々の生活とキャンドルは切り離せません。
デンマークをはじめとする北欧の人々がキャンドルをどのように使い、キャンドルを通してどんな暮らしを営んでいるのかを知れば、キャンドルを生活の中で使いこなすヒントが得られるはずですよね♪
そこで、ここでは
- 北欧のキャンドル習慣と深く結びついている「ヒュッゲ」という考え方
- デンマークにおけるキャンドルを灯す習慣
について触れてみましょう。
ヒュッゲとは?
デンマークのキャンドル習慣を知るうえで避けて通れないのが「ヒュッゲ」という概念です。
ヒュッゲとはデンマーク語で「居心地がいい空間」、「楽しい時間」のことを指します。
デンマーク人のライフスタイルに関する考え方でもあり、物質に満たされるのではなく、ゆっくりとした時間の流れや人とのふれあいで満たされることを重視しています。
簡単に言えば「日常の中に幸せを感じること」がヒュッゲ。
ヒュッゲはデンマークの気温-20℃にもなる長くて暗い冬を、家の中で快適に過ごすための生活の知恵として人々の考え方に根付いています。
具体的に言うと、ヒュッゲとは
- お散歩をして外の新鮮な空気でリフレッシュすること
- お気に入りの音楽をかけながら家族とおいしい食卓を囲むこと
- 友達の家でコーヒーを飲みながら映画を観ること
- ひとりの時間にキャンドルをともしながら読書をすること
など。
大切な人たちと過ごす時間を楽しむために、家の中の環境を整えることもヒュッゲ。
心地よい生活に関するあらゆることがヒュッゲなのですね!
キャンドルを灯す習慣
デンマークではキャンドルは生活必需品と言ってもいいくらい、日常生活に欠かせないアイテムです。
The Little Book of Hyggeという本によると、なんと85%以上のデンマーク人が「ヒュッゲ」と聞いて思い浮かべるのはキャンドルなのだそう。
さらにこの本によればデンマークではキャンドルの消費量が年間1人あたり6kgで、ヨーロッパではだんとつの消費量だということも分かっています。
実際にThe Little Book of Hyggeの著者Meik Wiking(マイク・ヴァイキング)が、デンマーク人がキャンドルを使う頻度を調査してみたところ、28%の人が毎日キャンドルに火を灯すことも分かっています。
全くキャンドルを使わない人は4%しかいないことも明らかになりました。
デンマークは日照時間が短く、家で過ごす時間が長いことから、身近な人と部屋で心地よく過ごすために部屋の環境を整える知恵としてキャンドルを活用しているのです♪
デンマークをはじめとした北欧の人々が実際にどんなシーンでキャンドルを使うのか調べてみると、
- 夕暮れ時の夕飯前に夕日が沈んでいくのを眺めながら、キャンドルを灯し、今日あったことや夕食のことについてなど、他愛も無い話をする
- 空港のカフェや寮のダイニングなどでもキャンドルの灯りのもと、食事やお茶をする
- 教室や会議室に置いておく
といった使い方をしています。
神経を刺激する蛍光灯の光ではなく、キャンドルの柔らかな炎でほっとするひと時を過ごす工夫は幸福度を高めてくれます。
キャンドルはこんなお悩みの時に使ってみよう
キャンドルは食事や入浴など、あらゆる生活シーンで使えますが、ちょっとした気持ちのアップダウンや体調の変化に合わせて使ってみるのも◎。
心からリフレッシュできます。
具体的にどんな悩みがある時に使うといいのか、私自身の経験をもとに7つ挙げてみますね♪
- 鬱々とした気持ちの時に
- 生理などに伴う体調・気分の変化に
- 落ち着かず集中力が落ちている時に
- 良いリラックス方法が他に無い時に
- 失敗続きで落ち込んでいる時に
- 自分が何をしたいのか分からない時に
- 大切な人や家族に対して素直になれない時に
さっそく1つずつ、詳しくご紹介しますね。
あくまでも私の体験に基づいた使い方ですが、キャンドルを生活に取り入れるためのヒントになればうれしいです。
鬱々とした気持ちの時に
特に思い当たることがなくても気分が鬱々としてしまう日や、お天気が悪くて雨が降っていると気持ちが沈む日があるのなら、
キャンドルに火を灯してみましょう。
安心した気持ちになって、楽しいこと・やってみたいことに目を向けやすくなります。
不安になるようなニュースやパッとしない日常に疲れている時にも、キャンドルの火を見ていると心が癒されます。
暖かい色の光を見ていると、自分の心も温まりますよ~
生理などに伴う体調・気分の変化に
女性であれば毎月の生理に伴って、体調や気持ちに波が出る人も多いはず。
「最近気分が鬱々としたりイライラしていたりするのは生理周期のせいだからだ」と分かっていても、自分の調子をコントロールするのは大変ですよね!
生理に伴う気持ちの浮き沈みを和らげる時にもキャンドルは精神安定に役立つお手軽アイテムです。
紅茶と好きなお菓子を用意して、キャンドルを灯しながらティータイムの時間を取ってみましょう。
あるいは寝る前にハーブティーを淹れて、一息つく時間をつくってみると気持ちが穏やかになりやすいです。
キャンドルを眺めていると余計な考えごともしにくくなるので、生理に伴う不安感やイライラも薄れやすいなと私も実感しています。
落ち着かず集中力が落ちている時に
「なぜか集中力が続かなくて、目の前のことに身が入らない!」
そんな時にはキャンドルを使って集中する方法を試してみましょう。
たとえばヨガの世界ではトラタック(トラタカ)瞑想と呼ばれる、キャンドルの火を見つめるだけの瞑想法があります。
キャンドルの火だけを見ることで、視覚的に余計な情報が入らないので、集中力が戻りやすくなります。
ちょうどこの記事を書いている時も、集中力が切れていたので私もキャンドルを付けていました♪
読書の集中力が切れそうになった時や、自宅でのリモートワーク時に、集中できなくなったらキャンドルが使えます。
オフィスで仕事をする場合は、キャンドルの火の揺らぎを忠実に表現したLEDキャンドルを使うのもおすすめです。
良いリラックス方法が他に無い時に
「どんなリラックス方法を試しても、心からリラックスできない・・・」
「いくら休んでも、休んだ気にならない」
そんな時にキャンドルに火をつけてみましょう。
キャンドルの火は自然そのもので、木漏れ日や小川のせせらぎなどにも含まれるf分の1ゆらぎのリズムを持っています。
そのため癒しの効果が高く、部屋の中に居ながらにして自然に触れられます。
リラックスしに自然に触れに行くためにわざわざ遠出する必要も無いので、キャンドルは手軽にリラックスできる方法です。
ちなみにリラックスするための方法については、以下の記事で15項目ご紹介しています。
「休んでも休んだ気にならず疲れが残ってしまう」と悩んでいるのなら、ぜひご覧ください。
失敗続きで落ち込んでいる時に
一生懸命やっていても失敗が続いてしまうこともあるし、思うように行かなくて気持ちが沈んでしまうことは誰しもあります。
そんな時には余計な心配をしたり、自分のことを自分で悪く評価してしまったり、マイナスの連鎖に陥りやすくなります。
その連鎖を断ち切るには、頭の中を無にすることが大事。
頭の中を空にすると、すこし離れた場所から自分自身を眺められ、起こったことを客観的に捉え直しやすくなります。
そのための手段としてキャンドルを見つめる時間をつくるのも◎です。
頭の中を無にすることは難しいですが、キャンドルの炎を見ていると考え事をしにくくなります!※個人差はあります。
自分が何をしたいのか分からない時に
毎日の繰り返しが平凡に思えて、自分は何をしたいのか分からない。
やりたいことができてない気がするけれど、そもそも自分は何をしてどんな人生を生きたいのか分からない。
そう思ったことはありませんか。
自分が何をしたいか、どう生きたいかが分からなくなるのは、普段忙しくて目の前の生活に精いっぱいになっていたり、あまりにも情報が多すぎて他人の人生ばかりを見てしまったりする機会が多いから。
本当に自分が求めていることを知るには、自分の外ではなく、自分の内側を眺めてみることが大事です。
キャンドルを使えば気持ちを落ち着けて内省しやすい環境をすぐにつくれます。
ゆっくりと火を眺めながら、自分の人生で大事にしたいことが何なのかや、どんなことに幸せを感じるのかなどを知る時間をつくってみましょう♪
大切な人や家族に対して素直になれない時に
自分のことで忙しくなり、心や時間の余裕が無くなると、大切な人や家族など身近な人に対して素直になれない。
そんなことがあるのなら、自分の心を癒す時間が必要です。
まずは自分が背負っているものを降ろして、ゆったりと過ごせるひとときをキャンドルでつくりましょう。
自分自身が癒され、満たされると、自分以外の大切な人や家族に対してやさしい気持ちになれます。
何をしたら相手が喜ぶか、どんな言葉をかけたら気持ちに寄り添えるかを考えるゆとりもできます。
ちなみに家族や大切な人と一緒にいる空間でキャンドルを使うのはとてもおすすめです。
部屋でキャンドルを灯すことで、雰囲気が良くなり、コミュニケーションが円滑になってより相手に親しみを感じるという実験結果も出ています。
家族で過ごす時間や、夫婦・カップルで過ごす時間にキャンドルも取り入れてみるといいかもしれません。
より効果を引き出してくれるキャンドルの使い方
キャンドルの効果をより感じられる使い方は、
- 蛍光灯などの刺激の強い光を消す
- 自分にとっての本当の豊かさを考える
- 大切な人と一緒に使う
の3つです。
それぞれ詳しくご紹介します。
蛍光灯などの刺激の強い光を消そう
自分の部屋の照明はどんな種類でしょうか?
キャンドルを使ってよりリラックスできる環境をつくるために大切なのは、部屋の明かりです。
蛍光灯などの白くて光の強い照明を使っている人も多いはず。
キャンドルを使ってゆっくりとした時間を過ごす時には、蛍光灯は消しましょう。
蛍光灯は交感神経を働かせて緊張感を与え、勉強や作業などに集中する時に役立ちますが、リラックスする時には適していないんです。
リラックスするためには体の活動性を下げる副交感神経を働かせる必要があるので、キャンドルのオレンジ色の炎がより映える環境を整えるのがポイントです。
できるだけ暖色系で暗めの間接照明などを使ったり、部屋の照明を消したりしてキャンドルを使うようにしましょう。
自分にとっての本当の豊かさを考えよう
キャンドルを灯している時に試してみると良いことは、「自分にとっての本当の豊かさ」を考え直すこと。
日々に満足して過ごし、自分の人生を楽しいと思うためには、自分にとっての豊かさを知っている必要があります。
- 自分の人生になくてはならないものは何だろう
- 今自分が毎日を過ごす中で、どんな時に豊かだと感じるか
- 自分にとっての豊かさを大切にするには、どんなライフスタイルを実現すればいいのか
そんなことについて考える時間はあるでしょうか?
キャンドルを灯すと気持ちが落ち着いて「今」に集中できるので、自分にとっての豊かさについて考える絶好の機会になります。
考えたことはノートなどに書き留めておくと後で見直せますし、自分の意識の中にも取り込まれます。
キャンドルを眺めながら叶えてみたい生活や、ありたい姿などをイメージしてみるのも◎。
豊かさについて考えたり、なりたい姿をイメージしたり、想像を働かせる時間を定期的につくると自分の思考を実現しやすくなります。
私もふだん実践していて、とても効果があります。
自分の人生にとてもプラスになるので、ぜひ試してみることをおすすめします!!
大切な人と一緒に使おう
大切な人と一緒にいる時にキャンドルを使うと、リラックスした状態で過ごしたり話せたりするので、関係性も良くなります。
一緒に過ごしている時にキャンドルに癒されることで、共に過ごすことへの満足感も高まります。
落ち着くカフェや雰囲気のいい場所に行くと、一緒に過ごす楽しさや充実感が高まるのと同じですね♪
この記事でもご紹介しているように、部屋の中に暖炉やキャンドルなどの火を付けることで、人間関係が円滑になるという研究結果も実際に出ています。
家族やパートナー、大事な友達と過ごす時に、キャンドルを使うことで関係性やコミュニケーションを良くするといったキャンドルの効果がより一層引き出されます。
まとめ
キャンドルには、
という効果があることや、日常生活での各シーンや自分の気分・体調に合わせて使えることをご紹介しました。
「こんな効果があったのか!」と思うくらい、キャンドルには色んな力があることが分かったのではないでしょうか?
しまっておいたもらい物のキャンドルや、飾ったままのキャンドルを日常の中で使い、暮らしの質を高める工夫をしてみると、毎日を豊かに思えるはず。
ちなみに「ハンドメイドキャンドルを作ってみたい」という方は、100均で簡単につくれるキャンドルの作り方の記事もあるのでご覧ください♪
100均でできるハンドメイドキャンドルの作り方はこちら!
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